久しぶりに集合した種およメンバー。
朝から漁港へ、そして魚をさばき、天日干し。
悪戦苦闘しながら魚をさばき疲労困憊。
おなかも空いてきた。。。
魚を余すことなく使いたい!という思いでクロダイのあらと身を使用してお鍋感覚で食べることが出来る潮汁と炊き込みご飯をつくりました。
家庭でも作ることが出来るレシピ2つをご紹介いたします。
臭み取りの塩やあらを焼く、ゆっくり出汁をとるなど一見めんどうに見えますが、命をいただき、せっかくだったら美味しくいただきたい。そんな思いで時間のある時に作っていただければ幸いです。
魚屋さんやスーパーの鮮魚店で捌いてもらい、「1時間後に料理をするから塩振っていただけますか?」とお願いしてみてもいいと思います!頭も半分に割ってもらいましょう。


※クロダイの下処理(鱗取り、三枚おろし)までは共通です。
※クロダイの骨やあらは綺麗に水洗いし水気をとり、塩を振り60分ほど置いた後にペーパーで水気をとり、魚焼きグリルで弱火で片面20分ずつ焼きます。
クロダイの潮汁

材料
- 焼いたクロダイのあら…1尾分(4人分)
- 昆布水(水800gに昆布10gを1時間程度つけておく)
- 塩麹…大さじ2
- 薄口醤油…15cc(大さじ1)
- みりん…45cc(大さじ3)
- 酒…45cc(大さじ3)
- 焼いたあらのほぐし身…1尾分
- お好きな野菜や豆富
(この日は白菜、ほうれん草、豆富、椎茸、玉葱、青ネギをいれました)
1.
昆布水と焼いたあらを鍋に入れ、一番弱火で細かい泡が出るまで火にかける
2.
昆布を取り出し、中火にしぐつぐついわない程度の状態で約60分火にかける
3.
あくとあらを取り醤油以外の調味料とお好きな野菜とほぐし身を鍋に入れ5-10分炊き、最後に醤油を入れて完成
※魚の出汁は沸騰しない程度の温度でゆっくりとると臭みのないクリアな出汁になります。
※昆布は60-65°くらいの温度をキープし60分ほどでとると美味しいです。
クロダイの釜めし(4人分)

材料
- クロダイ…片身1枚
- クロダイの焼骨
- 米…3合(450g)
- 青ネギ…適量
- 生姜…1片(半分は薄い輪切り切りに、半分は針生姜に)
- 自然塩
- 昆布水(水400gに昆布5gを1時間程度つけておく)
- 濃口醤油…15cc(大さじ1)
- 薄口醤油…30cc(大さじ2)
- みりん…45cc(大さじ3)
- 酒…45cc(大さじ3)
1.
クロダイの片身両面に塩をふり30~60分ほど置いた後、ペーパーで水気をとる
2.
①に塩大さじ1をふり、魚焼きグリルで弱火で約6分、裏返して3分中火で焼く
3.
研いだ米にAをいれ、薄切りの生姜、米の上に昆布水の昆布を敷き、焼いた骨を載せ60分程度浸水する(昆布の上に骨を置くと炊きあがり後素早く骨が取れます)
4.
ジャーであれば高速焚き、土鍋であれば強火で10分(沸騰するまで)、弱火で15分、強火で1分
5.
炊きあがり後、昆布と骨を取り②と青ネギと針生姜をのせ蓋をして3-5分程度置き、鯛をほぐしまぜていただきます。
※真鯛や甘鯛などでもできますよ!
文・レシピ:對中剛大 写真:岩本順平、ほか